どのように効果がでるのか

テクスチャー09一定の期間にわたり、行方不明の状態が続いた場合に、法律的にその人の死亡を認定する制度があり、これを「失踪宣告」といいます。
これは一定の要件の下で、家庭裁判所において申立により認定されるもので、「普通失踪」と「特別失踪」があります。
このうち特別失踪は、民法で定められている戦争終結後、沈没後、その他の災難が去った後などの危難が去った後、1年間を経過してもその人の生死が不明な時に宣告されるものです。
失踪宣告の申し立てが行われると、家庭裁判所では事実関係の調査を行い、その結果公示催告という公告手続きを行います。
特別失踪の場合はこの期間が2ヶ月以上とされています。kの期間満了後も、なお生存の証拠が見つからない場合には、申立のあった人の失踪宣告が行われます。
この宣告が出されることにより、失踪者本人は法律的に死亡したものとみなされます。そのため相続が開始されたり、婚姻関係が解消されることになり、あたかも失踪者本人が死亡した時と同じ取り扱いができるようになります。
こうした制度は、特に戦場での行方不明者が多かった戦後の時代に、大きな効力を発揮しました。
失踪宣告は、失踪者の残された家族の今後の生活のために作られた制度であるといえるでしょう。

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