死亡が認められることとの違い

テクスチャー11家族の行方がわからなくなってしまった場合に、家庭裁判所に申立てをすることで、認定死亡が認められる場合がありますが、大別すると2種類があります。
一般的なのは家出などにより、行方がわからなくなっている場合です。
最後の足取りから7年以上が経過しており、なお生死が不明な場合に、家庭裁判所へ申立てをすることができます。
もうひとつは沈没した船舶の中にいた人や、戦災や震災など、死亡の原因となるような危難に遭遇し、その状態が終了してから1年間が経過してもなおその生死が明らかでない場合に申立てができるもので、こちらは特別失踪と呼ばれます。
いずれの場合でも、申立てを受けた家庭裁判所は必要な事実調査を行い、公示催告という公告手続きを取ります。
この期間内に行方がわからなかった場合には、失踪宣告がなされます。
普通失踪の場合は期間満了時に死亡したものとみなされ、 特別失踪の場合は生命の存亡に値する危難が去った時に死亡したものとみなされます。
いずれの場合も法律的に死亡したとみなされるため、相続や婚姻解消などが生じます。こうした制度は、戦争終結時に多くの人の生死がわからなかった状況下で大きな効力を発しましたが、残された家族の生活を安定させるための制度であるといえるでしょう。

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