特別養子縁組の場合はどうするの?

特別養子縁組とは、幼い子どもを養育する目的にふさわしい養子縁組として、昭和62年に創設された制度です。民法817条の2から817条の11までに規定があります。特徴としては、家庭裁判所の審判によって縁組が成立することや養親は夫婦に限られること、養子は原則として6歳未満に限られることなどが挙げられます。他にも、この制度によって養子縁組をするためには父母の同意が必要であり、手続は非常に厳格になっています。

この制度ができた趣旨は、実子のいない夫婦が他人から貰い受けた子どもを自分たちの子どもとして届け出するというような虚偽の届け出を防ぐことにあります。

さて、この制度に基づく養子縁組の効果により、実の父母等との親族関係が終了することになります。したがって、この制度によって養子となった者は、実の父母の相続権を有しません。その代わり、養子は養父母の相続権を有することになります。

この制度の利用件数はそれほど多くはなく、年間300件から400件程度で推移しています。養子の戸籍には、実の父母の氏名は記載されませんが、身分事項欄に特別養子であることが記載されますので、自分が特別養子であるか否かは簡単に調べることができます。

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